化学物質を体外に排泄する有力な手段

化学物質のイメージ

合成化学物質は、全世界の人にとってなくてはならない存在です。作り続け、使い続けた結果、大気圏の内側はもちろん、大気圏の外側にまで合成化学物質があふれています。
人類は、今までの合成化学物質生産・排泄の速度を加速し、大気圏に合成化学物質を埋め尽くそうとしています。
世界経済が合成化学物質で成り立っている以上、止めることは誰にもできません。止めようともしません。
残る手段は、自己満足に過ぎませんが、
「出来るだけ使用料を減らそう!」
「可能な限り体内に入れるのを避けよう!」
くらいしか考えられません。どんな運動を世界中に呼び掛けても、人類が滅亡しても、合成化学物質とは決別出来ません。減らすことすらできません。ただ、増え続けます。
それが世界の、人類の当たり前の姿です。
「でも、自分だけは減らしてみせる!」

合成化学物質はアレルギーの原因物質

合成化学物質は、悪者ではありません。私にとってはアレルギーの原因物質ですが、安定的に安価な製品を作るには必要不可欠です。人によっては、まったく問題なく利用できるうえに、求める効果が出せるので、これほど素晴らしい物質は外にありません。
私は、子供の頃から合成化学物質が体に合わないようで、アレルギー反応が半端でありませんでした。
「化学物質になれて、抵抗力をつけよう!」気軽に正しいことを言う人がいます。確かにそうかも知れませんが、慣れるまでに、耐えかねる苦しみを味わう人もいます。死んでしまう人だっているのです。
慣れるという意味では、薬剤耐性菌が参考になります。抗生物質や殺菌剤で絶滅したように思えた細菌は、必ずと言っていいほど生き残りがいます。抗生物質や殺菌剤に耐えて生き残った精鋭。他に生き残りはいません。

抗生物質や殺菌剤に耐えて生き残った細胞

生き残った細胞は、抗生物質や殺菌剤に抵抗力を持つ精鋭です。彼らに再び、抗生物質や殺菌剤を投与したらどうなるのか。精鋭の集まりですから、多くが生き残り、さらに、薬剤に強い耐性を持ちます。繰り返し抗生物質や殺菌剤を使用すると、耐える消極性から一転、抗生物質や殺菌剤によって今度は積極的に増え、一大勢力として活動範囲を拡大。
皮膚表面や毛孔、鼻腔内で人と一緒に生活する黄色ブドウ球菌は、普段何事もなく共存していますが、人の体内に侵入すると毒素を放出。食中毒・下痢・嘔吐・腹痛・発熱・ショック症状・表皮剥離・赤血球破壊・免疫細胞破壊・白血球破壊・タンパク質や核酸や脂肪分解などと危険です。
不思議なもので、体の外にいる時は味方、中に入った時は敵です。それでも、共同生活が宿命です。黄色ブドウ球菌は、常在菌で、私たちを守ってくれます。

黄色ブドウ球菌の細胞分裂

黄色ブドウ球菌の細胞分裂は、30℃で、20分で、1個が2個になります。さらに、20分で2個が4個。その20分後4個が8個。
分裂3回目 1時間後  8個
分裂6回目 2時間後  64個
………
分裂18回目 6時間後  262,144個
………
分裂27回目 9時間後  134,217,728個
………
分裂36回目 12時間後  68,719,476,736個
687億1947万6736個です。たった1個の生き残りが12時間でこの数字です。人類の10倍に繁殖しました。
抗生物質や殺菌剤で絶滅させたはずの黄色ブドウ球菌でしたが、たった1個生き残った耐性菌が、12時間後には人類の10倍に大繁殖しました。
世界は、耐性菌の反撃に頭を抱えています。

黄色ブドウ球菌の細胞分裂のイメージ

文明や科学より、自分の生命力を信じましょう!

人類の知恵は、人類同士で評価すると、とてつもなく凄く、深く、含蓄のあるものです。知恵ある人は人類を指導し、導き、救っているのですが、人類500万年の歴史を積み重ねてきた結果が現代です。
「一体、どこが素晴らしいのでしょうか?」
知恵の限りを尽くして作り上げた現代科学。黄色ブドウ球菌を超えたのでしょうか?知恵を持たないはずの黄色ブドウ球菌は、人類の科学を軽く打ち破り、僅か半日で人類の数を上回る繁殖力を身に着けています。
これに比べ人類の知恵は薄く浅く、自然の生命力の足元にも及びません。でも、優秀な学校を出て宇宙の先端の知恵を持ったと誤解した人々は、生命を自由に操ろうとします。
「とんでもない生き物です!」
「文明や科学より、自分の生命力を信じましょう!何かあったら、薬や治療の前に、生命の基本である水を飲みましょう!」

抗生物質や殺菌剤減らしませんか!

抗生物質や殺菌剤を投与しなければ、様々の常在菌バランスによって、黄色ブドウ球菌だけが異常に増えることはありません。
薬剤耐性と呼ばれる黄色ブドウ球菌は、抗生物質や殺菌剤の投与で誕生した新たな生命で、す。このような耐性菌は、人類が抗生物質や殺菌剤を与えて作り出しました。大腸菌や結核菌など、数え切れません。今では、最強の抗生物質ですら薬剤耐性菌を作り出し、抗生物質では人を守ることが出来ません。
お母さんから血液で胎児に、母乳で赤ちゃんに抗生物質が流れ込み、抗生物質が効かない子供達が生まれています。肉や魚も生産過程で大量の抗生物質を投入。食べ物からも抗生物質が日常的に体内に流れ込んでいます。
提案です。
「抗生物質や殺菌剤減らしませんか!」
言うだけ無駄なことは分かっています。
「なるべく入れない、入れたら出す!」

「環境ホルモン」と「経皮毒」

「環境ホルモン」
「経皮毒」
聞いたこと、見たことありますか?
専門家は、異口同音で、叫びます。
「そんなホルモンはない。そんな毒はない」
「そうです。ないのです!」
環境ホルモンという言葉を売り出す前、横浜の勉強会で、化学物質の研究をしていた教授が言いました。
「絶対この言葉は、クレームが付くね。でも、一般の人に知ってもらうにはインパクトが必要。潰されるかもしれないけど、環境ホルモンでやってみようか!?!」
と、港町の小さな部屋から、10名弱で環境ホルモンを発信。勉強会の人数は増えませんでした。マスコミの関係者が入って来て、状況が一変。勉強会も人数が増え、発信力も強くなりました。紆余曲折の後、環境省から補助金が出て、運動の方向性が曲がりました。

人は、地位やお金に弱いものです。ほとんどの人が、地位やお金によって、主義主張を変えてしまいますす。
環境ホルモンも姿を変えました。研究者は研究費が必要です。地位の向上も必要です。心は次第に地位と名誉・お金に吸い寄せられました。
環境ホルモンの撲滅に狙いを定めていたと信じ込んでいましたが、次第に、政府寄りにまあまあの姿勢になっていき、国立大学の教授になり、政府の委員に抜擢されたので仕方ありません。
次に現れたのが経皮毒。このグループはいまだに経皮毒排除の進路を歩んでいます。抵抗勢力として存在するのではなく、自分たちの意志で、自分たちの今の環境の中で、使わない、排泄しないを実践しようとしています。関係者の圧力に屈服することなく継続していることは、称賛に値します。

化学物質を体外に排泄する電気分解アルカリイオン水

化学物質が生活や医療の主役となっている現代、化学物質抜きの生活は考えられません。
私たちの体が化学物質と同化してしまえば、何の問題も起きないのです。
黄色ブドウ球菌は、半日もあれば36回細胞分裂を繰り返し、化学物質に完璧に同化し、薬剤耐性黄色ブドウ球菌に生まれ変わります。
そうです!人も36回分裂して新しい、薬剤耐性人類になればいいのです。
20年で1回世代交代すれば、36回目で薬剤耐性人類になれそうです。720年先を期待してください。薬剤に弱い人は、あと35世代耐えてください。
耐えきれない人は、化学物質を少しでも避ける注意を払ってください。
電気分解アルカリイオン水の飲用は、化学物質を体外に排泄する有力な手段です。電気分解強酸性水の塗布は、耐性菌を作らない殺菌や消毒の方法です。