地球上の水循環

水の大循環

あなたは雨が嫌いですか?

多くの人が雨を嫌がる反面、待ちわびています。

地球は、雨が降ることで私たち生命を誕生させ育んでいますが、最も新しい生命である人間は、雨を嫌います。

私は、雨が降ると恵みを感じています。たとえ風水害に襲われたとしても、大自然の中では当たり前の出来事に過ぎません。

雪を含む年間降水量は、陸上で平均約850mm、海洋で平均約1250mm。地表平均で約1100mm。1時間で30mmの豪雨から1年に1mmも降らない地域もあります。それが大自然です。

雨のイメージとしては、西洋は悲しい、乾燥地帯では楽しい・喜ばしいと捉える傾向があり、恵みや災厄、創造と破壊の二面性が入り混じっています。

大自然に対しては、雨が降っても感謝です。

雨は淡水を供給する

雨は、地球上の水循環の中で、淡水を供給してくれます

生命は海水の中で誕生しましたが、人間は海水では生きて行けず、淡水で生活します。もし、人魚が生息しているなら、海水の中で生活しているのでしょう。

様々な方が、人の血液と海水が同じようだと表現されていますが、それは全く違います。

海・地表・植物などから蒸発・蒸散した水蒸気が上空で冷却され、湿度が100%となって飽和し、凝縮して小さな水滴になります。

綺麗な空気であれば温度が0℃、湿度が430%になるまで水滴は出来ないそうです。

大気は綺麗でなく、火山ガスや燃焼ガス、硫酸塩粒子、海のしぶきによる海塩粒子、土壌由来粒子、有機物粒子など、実に様々なものが混じっています。それが雨の核となって水滴を作ります。

人が地球を汚したことで、雨が簡単に、大量に降るのです。

雲の中を覗いて見ると

雲の中

水滴や氷の粒が大気中にかたまって浮かんでいる状態が雲です。

雲粒もまた、空気中に浮かぶ火山ガスや燃焼ガス、硫酸塩粒子、海のしぶきによる海塩粒子、土壌由来粒子、有機物粒子、化学物質などほこりや塵などを核としてつくられます。汚れがなければ雲はできにくいのです。雲が沢山出来ているときは、雲の中にほこりや塵が沢山含まれているということです。

でも、白い雲がふわふわ浮いていると、とてもロマンティックで、こんなに癒されることはありません。ずーと空を見上げて時の流れに身を委ねていたくなりますが、本当は地球の汚れが核になった水の塊。

出来立ての雲は粒が0.001~0.01mm、雲粒同士がぶつかりさらに水蒸気がくっついて成長、最大で0.2mm。雨粒に至っては直径が1mm。

雲の塊から、さらに大きくなった水の塊が、汚れと一緒に雨として地上に降り注ぎます。

綺麗な雨は、地球上どこにも存在しません

基本的に、地球に降る雨は全て汚染されています。汚染されて化学物質を含んだ雨のことを“酸性雨”と呼びます。

北極や南極、太平洋の真ん中、ヒマラヤやアルプスの山頂、都市や田舎、どんな場所でも、地球に降る雨は全て酸性雨です。

美しく見える雪も雨と同じです。雪は、核となった汚染物質がすぐ流れ出さずに降り積もるので、雨より地球を汚染します。決して食べないでください。雨や雪に対するロマンは持ち続けてください。でも、現実も受け止めてください。

天然水は、雨や雪が原料です。そのまま口にしてよいわけがありません。でも世の中は雨や雪を愛し、天然を愛します。何度も言いますが、雨や雪は汚染物質を溶かしこんだ危険物です。飲んではいけません。天然水をタンクで取りに行っている方、止めてください。少なくとも、他人に飲ませないでください。

自然派の方には、ショックでしょうが、自然はとても危険な存在です。

衣食住の全てにおいて、危険がいっぱいです。その危険を回避するために、現代科学を活用するのです。問題は、現代科学が人を置き去りにして、経済・効率優先、軍事優先、国家優先に走っていることです。

「自然だから!」

理由もなく“自然”という言葉やイメージが心にも体にも良いものとして多くの人に受け入れられています。測定屋さんだった私は、言葉やイメージより測定結果を頼りにしていました。測ると、現実はかなりかけ離れていることに気付きますが、人の心は現代社会の流れに乗っていて、決して真実に気づくことはありません。

ご縁のある方だけでもいい!真実をお伝えすることで、何かお役に立てればいい!測定を止めてからは、そんな気持ちでいます。

「井戸水・地下水は利用しないで、水道水を利用して欲しい」

雨や雪が酸性雨で、地球の汚れを水に溶かして落ちてくることを知ると、井戸水や地下水は要注意です。

「土が浄化してくれるから大丈夫」

確かに土や土壌菌が汚れた水を浄化してくれるのかもしれません。でも、浄水器は、汚れを取る濾材がカートリッジに組み込まれ、一定の浄化が終わると、浄化能力のある新しいカートリッジに交換します。

100年以上化学物質を浄化してきた土壌カートリッジ、この交換を見たことありますか?ないでしょう!浄化能力はどれほどあるのか?もしかすると、長年にわたってカットしてきた化学物質が逆に蓄積され、通過することでかえって化学物質が増えているかもしれません。山の立ち枯れた木を見ると、土壌や土壌菌が“化学物質に負けた証”に見えます。

「水道水は飲みたくない!」

私は、井戸水や地下水、天然水を利用せず、水道水を利用しています。管理がしっかりしているので重金属・放射性物質・各種毒物が混入した時、注意喚起して供給をストップしてくれます。井戸水・地下水・天然水にはこの管理システムがありません。

安い価格で大量に水道水を送り届け、ご丁寧に殺菌加工を施してくれます。容器を持っていなくとも次から次に衛生水が流れます。井戸水・地下水・天然水にはこの衛生管理システムはありません。

でも、管理に使用した薬剤や発がん性物質、体を害する物質も届きます。必要ないので、返品したいです。

だから、水道水は飲みたくありません。

どうするかというと、最低限、科学の力を借りて水道水に含まれる発がん性物質や有害物をカットします。次は、水に力を与えます。

雨は必ずと言っていいほど不純物を含んでいます

量としては、雨水1リットル中に数mg~数十mg。不純物の濃さは雨の降り始めが多く、降り続くと、雨が不純物を落としてくれるので、次第に薄くなります。

不純物の成分は、燃焼させたときに出てくる有機物、硫黄酸化物(硫酸)、窒素酸化物、塩素、ナトリウム、土壌由来成分、重金属などです。

不純物は、雲が発生するときや、雨になって地上に降り注ぐとき、周囲の空気から取り込まれます。雨の量が多い日本では、大気中から地表への沈着物の6~7割が雨による沈着です。

核実験の後や原発が爆発すると、雨水中に放射性物質が含まれます。福島の原発が爆発した時、日本全国に放射性物質が拡散し、雨と共に地上を汚染しました。山で降った放射性物質は、一体どこに行ったのでしょうか?

怪雨(かいう)と呼ばれる異物を含んだ雨・色のついた雨が降ります

中国からのプレゼントで、土壌由来の泥・砂・火山灰は黄色や赤色で泥雨(でいう)と呼ばれ、赤い場合は血雨(うけつ)、工業地帯のばい煙を含んだ雨は黒雨(こくう)と呼ばれます。原爆の投下で降った雨も黒い雨でした。

大気中で炭酸ガスを吸い込んだ雨は、通常でpH6前後の酸性です。ここに硫黄酸化物や窒素酸化物・その他の化学物質をさらに吸い込んで、pH5.0以下の強烈な酸性の雨になります。化学物質を含んだ雨のことを“酸性雨”と言います。

化学物質いっぱいの雨なので、気を付けましょう。特に危険な雨は、霧です。化学物質をいっぱい抱いて浮遊しているので、触れる物体に化学物質をくっつけます。衣服は、変色することがあります。警戒しましょう!」

小雨や雪の降り始めは化学物質がいっぱい

出来るだけ傘をさし、肌に直接触れないようこころがけましょう。

「少々の雨なら傘はささない」

めんどくさがり屋は、化学物質をたっぷり浴びます。雨や雪の降り始めは、必ず、傘を差しましょう。

その後の雨は、化学物質の量が大幅に減ります。大粒の雨、激しい雨は、すでに化学物質を洗い流した後なので、悪いものを含まず安心ですが、雨自体の被害が心配です。

雨上がりは空気がスッキリします。化学物質や宙に浮いていた物質は地上に落ちました。

雨は、平均の高さで800mm地球上に降り、陸地に4分の1、海洋に4分の3降っています。

陸に降った雨のうち、1割が地表を流れ、9割は地下に浸透して数ヶ月から数百年かけてゆっくり湧出します。化学物質入りです。井戸水・天然水・地下水、危ないでしょ!