食品と水 3-7


不思議です。漬物の塩を変えると発酵成分が変わってしまうのです。人が作り出した科学は、自然の足元にも及ばないのです。

漬物をするとき、精製塩から粗塩に変え、発酵成分をNMR分光法で調べました。すると、エチルアルコ―ル、乳酸、酢酸、グルタミン酸などの量が、精製塩浸けより2倍以上多くなりました。発酵が進んでいるのです。少量の二ガリが水の状態を変え分子集団を小さくするため、熟成を早める効果を生み出したのです。

漬物を食べる人は年々減り、浅漬やたくあん漬から、今はキムチがNO.1です。全体的に消費量が減少しています。

発酵食品は体にいい!でも、現実は消費が減る一方で、体を害する食事が増えてます。