食品と水 3-32 お酒-9

お馴染みのNMR分光法でウイスキーを分析したところ、6年目までは水分子集団が急激に小さくなりますが、それ以後は大きな変化がありません。つまり、販売されている何年物のラベルは、6年過ぎたらほとんど意味がないか、6年物に12年物を少し加えて12年物と表示しているのか企業秘密なのです。

それならということで、勝手に酒をおいしくさせることにしました。低出力超音波を掛けたのです。水分子とエタノール分子を小さくして、良く混じり合うようにしたのです。

新しくて価格が安いウイスキーやブランデーが、年代物に負けないまろやかさにあっという間に作り替えることが出来、一度まろやかになったものは元に戻りませんでした。